アムステルダム 新開発エリア特集 Vol. 2 “IJburg(エイブルグ) phase 2”

IJburg(エイブルグ)

IJburgはアムステルダム東部の IJmeerにある、住戸数18000戸に45000人が住む世界最大の人口の浮かぶ島で、

IJburgとして都市開発が始まる90年代頃まではNieuw-Oostと呼ばれていたエリアです。

ここには以前の記事でも紹介した、水上に浮かぶ家があるエリアがあることで注目されていますが、アムステルダムに昔から住んでいる地元の人よりも、海外から来た起業家などによく知られているようです。

Blijburgという小さなビーチには唯一のカフェレストランがあり私が訪れた日は週末ということもあり家族連れで賑わっていました。またIJburgプロジェクトの説明会が開催されていたこともあり開発計画の打合せをする人も多く見られた。

 

IJbrug Project

IJburgプロジェクトは合計6つの人口島で構成される、住戸数18000戸、人口45000人規模の開発計画。

2002年に初めの居住者21,000人が移り、すでにここで生活をしている。

2010年以降アムステルダムでの人口急増により一時中断していた開発計画が再度進められている。

このIJburgのプロジェクトは2段階に分かれており、第1フェーズがSteigereilandとHaveneilandで現段階で総戸数9200のうち8000戸程が建設されている。

2017年より開発が進められている第2フェーズは、はじめにCentrumeilandとMiddeneiland、後にBuiteneiland, Strandeilandが順次作られることとなっている。2025年頃の完成時には、IJburgはアムステルダム新規開発エリアの中で最大級の規模となる。

IJbrug Phase 2

Centrumeiland

第2フェーズはCentrumeilandから進められ、次にMiddeneilandとなり2018年着工が開始される。

ここにはIJburgの中心部となるため住宅の他にも学校や店舗なども多く建設される予定となっている。

この地域には熱や冷却熱を地下に蓄え、夏は涼しく冬は暖かくなるよう環境に配慮したエコシステムも整備される。

さらに可能な限り自動車の台数も減らすため路上駐車場の数も制限される。

住宅は1300戸建設予定となっているが、70%がDIYセクションに設定されており、自由度の高い建築物が建てられる。ソーシャルハウジングは20%程度となる。

Middeneiland

2018年中頃より土地の造成が始まり、2021年から2026年にかけて住宅などの建設が行われる。

Middeneilandには建設初期段階に自然環境がつくられるため、初期段階の居住者も緑に囲まれた生活を送れるようになるようです。現在は、地元の居住者やステークホルダーなどの協力を得ながら協議を進めており、2018年中にはおおむね決定されることになっている。

計画区域は80ヘクタール、総戸数は600戸。

 

Middeneilandの自然環境が作られるあたり。現在はまだ砂浜

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