2018年度IMD国際競争力ランキングによるとオランダが全世界では4位、ヨーロッパでは首位になったと発表した。
1位には米国が返り咲き、昨年首位だった香港は2位になった。
日本は昨年度から1ランク上がり25位。
IMD World Competitiveness Ranking
このIMD世界競争力ランキングは、経済力、物価、雇用、対内投資などの「経済状況」、財政状況、法人税率、ビジネス法制度、公的機関の対外開放度などの「政府の効率性」、経営者の意識、金融環境、労働市場、文化の閉鎖性などの「ビジネスの効率性」、基礎インフラ、科学インフラ、外国語能力、通信費などの「インフラ」の計300を超える指標を用い、経済状況、政府の効率性、事業効率、インフラ整備の4つの項目を総合して決定される。
1989年から開始し今回で30周年となる今年のランキングでは世界63の国・地域を対象とされている。
Netherlands on top in Europe
オランダは2017年から1ランク上げヨーロッパでは首位、全世界でも4位になった。
オランダは2016年は8位、それ以前は15, 14位からの躍進になっている。特にインフラ、言語スキル、流通などは全体で首位、全体的な教育システムでは3位、大学の教育システムが2位となっており、教育水準の高さも大きな要因ともなっている。
スイスは輸出の減少により前年度2位から3ランク下げ5位となっている。
2018 Top 10 competitive countries globally
米国は経済状況とインフラが評価され前年度より3ランク上げ全世界1位に返り咲いている。
2位に香港、シンガポールと続く。香港は政府の安定性と効率性が評価されている。
1. 米国
2. 香港
3. シンガポール
4. オランダ
5. スイス
6. デンマーク
7. UAE
8. ノルウェー
9. スエーデン
10. カナダ
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